夏休みには家族で旅行を予定している方も多いのではないでしょうか?
しかし、この時期に心配なのが夏風邪です。
夏風邪は「長引く」とか「こじらせるとやっかい」とよく言われていますよね。
せっかくの夏休みに子供が夏風邪をひかないように予防法や食事、夏風邪をひいてしまう原因を見ていきましょう。
夏風邪をひきやすい子供の予防法
夏風邪にかかってしまうとなかなか治りにくく長引きます。子供が夏風邪をひかないように予防しておきましょう。
ウイルスの感染経路はおもに接触感染と経口感染です。
予防には、
- 手洗い、うがいをしましょう
予防には手洗いが最も効果的と言われているので、うがいが出来ない子供はしっかり手洗いをしましょう。 - 人ごみに行かない
風邪の流行時期や旅行に行く予定の前は、人ごみに行かないように気を付けましょう。
暑さによって疲れたりすると体力が落ち夏風邪に子供がかかりやすくなります。免疫力や体力をつけて予防しましょう。
- 体が冷えると免疫力はさがってしまいます
シャワーだけで済まさないで湯船につかる。
寝冷えをしないように腹巻きやスリーパーをつける。
汗をかいた服はカラダの体温を奪うので風邪を引きやすくなります。汗をかいたらこまめに着替えさせてあげましょう。
体を動かすことで体温はあがります。早朝や夕方の人が少ない内に公園で遊んだり、散歩をすると良いです。 - 生活習慣に気を付ける
夜の寝ている間に、免疫力を高めるリンパ球が増えると言われていますので、十分な睡眠ををとるようにしましょう。 - 3食しっかり食べる。とくに、バランスのとれた食事を心がけましょう。
夏風邪に子供がかかりやすい原因は?
夏風邪の原因の90%以上はアデノウイルス、エンテロウイスル、コクサッキーウイルスと言ったウイルスです。
これらのウイルスは、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)をひき起こします。乳幼児はとくにこういった症状にかかりやすいです。
- 手足口病
エンテロウイスル、コクサッキーウイルスにより発症します。
手のひらや足の裏に米粒ほどの発疹や水泡ができます。発疹が口の中に出来ると痛いです。 - ヘルパンギーナ
エンテロウイスル、コクサッキーウイルスにより発症します。
喉に水泡ができ、高熱が出ます。のどの痛みが強く、水分をとることも出来ないくらい痛いそうです。 - 咽頭結膜熱(プール熱)
アデノウイルスによる咽頭結膜熱は、子供がプールで感染することが多いので、プール熱とも言われています。症状は、のどの痛みや目の充血が特徴です。
夏風邪のウイルスは有効な治療薬がありません。
子どもは免疫機能がまだ未熟なので高熱が出やすく、発熱の期間が長引くんだそうです。1週間発熱が続くこともあるそうですが、目安として3~4日発熱が続く場合は病院を受診した方が良いです。
夏風邪をひかないための子供の食事
ビタミン群を多く含む食べ物は疲労回復効果があります。
(うなぎ、レバー、豚肉、キウイ、緑黄色野菜、牛乳、はちみつ)
腸内環境を良くすることで自律神経が整うので免疫力アップにつながります。
(納豆、ぬか漬け、ヨーグルト、チーズ)
発酵食品を食べて夏風邪のウイルスが腸から感染するのを防ぎましょう。
牛乳にはタンパク質も多く含まれており、体力回復や免疫力を高めてくれるので夏バテに効果があります。
またその他にも、牛乳にはトリプトファンというアミノ酸がふくまれています。
トリプトファンは興奮している神経を鎮めてくれるセロトニンにかわります。なかなか寝付けない寝苦しい夜に牛乳を飲むとよいです。
はちみつには殺菌効果があるので、うちの子はホットミルクにはちみつを入れて飲むのが好きで夕食の後に飲んで寝るようにしています。
まとめ
子供が風邪をひくと辛そうで変わってあげたくなりますよね。看病をする親御さんも大変です。
まずは、夏風邪にかかる前に事前に予防してつらい風邪にかからないようにしておくことが大切です。