結婚して初めてお盆に旦那の実家に行くとき仏様にお供えするものを持っていくと思います。だけど、お供え物ののしにはどのように書いたらいいのか分からない…
失礼にならないようにどのように書いたらいいのか、のしの書き方や種類など詳しくご紹介します。
お盆のお供え物ののしの書き方
お盆にお供え物としてお菓子(または、ジュースや果物)など持っていくのに、のしには何を書けばいいのか分からないですよね。名字は旦那の実家と一緒の場合どう書いたらいいのかも悩みますよね。
一般的にはお供え物ののしには「御供」と書きます。
名前は名字を書きます。ですが、名字が実家と一緒の場合はフルネームで書いてください。
親戚や集まる方々が多いと名字がかぶって分からなくなるので、フルネームで書いた方があとで誰からもらったか分かるのでお義母さんが困りません。
のしの上部に「御供」のしの下部に「フルネーム」を書いてくださいね。
文字を書くときに使用する筆ペンは黒墨で書きます。薄墨で書くのはお通夜や葬儀のときです。
しかし、関西ではお盆のお供えは薄墨で書きます。なければ黒墨でも問題ないです。
お店で購入するときに店員さんに「御供でお願いします」と伝えればお盆のお供え用にしてくれますよ。
今では「のし」で通じますが、正式には「掛け紙」と言います。
掛け紙の右上についている紅白やカラフルな色の六角形の飾りが「熨斗(のし)」です。
熨斗とは「熨斗鮑(のしあわび)」のことです。
干した鮑の肉は長く伸びるので、慶事の長く続くことを祈って贈り物などに使われていました。
ですので、「のし」は結婚や出産などのお祝いごとの際に送られる品物に付けられます。
仏事には「のし」をつけませんから「仏事用の掛け紙」が正解です。
お盆にお供えするのしの種類は?
のしって種類がいっぱいあってどれを使用したらいいのか迷いますよね。
お供え物ののしを間違えて持って行ってしまったら常識がないお嫁さんだと思われてしまう可能性もあります。
また、地域のしきたりによって使用するのしの種類が違います。
ですので、旦那のお義母さんに確認するのが一番良いです。
関東では、黒白の水引き。関西では、黄白の水引きを使うことが多いです。
水引きとは、紙包みを結ぶための紐です。現在は糊で固められた紙縒り(こより)が一般的です。
水引きは左右二色に分かれていることが多く、慶事には紅白・金銀・金赤。弔事には黒白・黄白・藍白などが使われます。
結びの種類は「結び切り」です。
何度も繰り返しがないように返し結びをしていない結び切りを使用しましょう。
現在はほとんどが掛け紙に水引きが印刷されているものを使用します。
現在では「のし」で通じていますが、「掛け紙」と言うのが正式です。
掛け紙の右上についている紅白やカラフルな色の六角形の飾りのことを「のし」と言います。「のし」は結婚や出産などのお祝いごとの際に送られる品物に付けられるので、仏事には「熨斗(のし)」はつけません。
熨斗のついていない掛け紙に黒白または黄白の水引きを使用してください。
水引きの上部に「御供」下部に「名字かフルネーム」を書いてください。
お盆のお供えののしは薄墨で書くべき?
お葬式のときは薄墨で書くけどお盆のお供え物も薄墨で書いたらいいのかな?って思いますよね。
お盆のお供え物ののしには黒墨で書いてください。
お葬式のときに薄墨で書く理由は、「突然の訃報に涙で墨が薄れた」「墨が濃くなるまで摺っている時間がないほど急いで駆け付けた」と言われています。
関西ではほぼ薄墨を使用していますので地域によっては薄墨のところもあります。
また、お店では薄墨を扱っているところもあります。
まとめ
お盆のお供え物は地域やご家庭のしきたりによって違いますので、失礼にならないためには事前にお義母さんに確認することをおすすめします。