台風が近づくと頭痛やめまい、立ちくらみ、やる気がなくなるなど体調不良になる人は多いです。
雨が降る時や季節の変わり目にも体調を崩しやすくなりますが、台風の前は特別にひどい頭痛に悩まされ食欲もないので激やせしてしまう方もいます。
では、なぜ台風の前になると頭痛が起きるのか原因と、辛い頭痛を乗り切るにはどうしたらいいのか対処法を見ていきましょう。
台風が近づくと頭痛がする原因は？
なんとなくだるくて何か調子悪いな～頭が痛いな～と思ったら天気予報で台風が近づいていた！なんてことありませんか？それって気のせいではないんです。
私の友人にもいますが「頭が重いなー」と感じたら雨が降るから洗濯物を取り込むそうです！
台風が近づくと頭痛がしたりめまいや立ちくらみ、耳鳴りがしたりと身体に様々な不調をきたす事を「気象病」と言われています。
気象病は、気圧や気温、湿度などの急激な変化に身体が対応しきれないことが原因とされています。
「台風が近づくと頭痛がする」は気圧が急激に低下する事によって人間の体はストレスを感じ、気圧に抵抗しようとして自律神経が乱れるのです。
低気圧によって頭痛が起こる原因
台風が近づいてくると気圧が下がるので空気中の酸素量が減少し、脳に充分に酸素が取り込めなくなり酸欠状態になり、頭痛（片頭痛）が起きるのです。
また、酸欠状態になると副交感神経が活発に働きだすので自律神経のバランスが崩れ、だるさや食欲不振などの症状が出ます。
自律神経は、ストレスや緊張しているときに働く交感神経と、リラックスしている時や眠っている時に働く副交感神経の２つから成り立っています。
また、低気圧により脳の血管が拡張して、血管のそばを通る神経を刺激するため頭痛（片頭痛）を引き起こします。
ちなみに、エレベータでクラクラっとしたり飛行機の離着陸で耳が詰まった感じがしたり、キーンと耳鳴りがするのも気圧が原因です。
ですので、気象病の場合台風が過ぎると頭痛などの症状も治まります。
台風の前に頭痛がする時の対処法
頭痛がひどいと何もしたくなくなりますし、精神的にもつらくなりますよね。
低気圧による頭痛やめまい、吐き気の対処法をご紹介します。
- 深呼吸をする
「低気圧によって頭痛が起こる原因」の章でも書きましたが、低気圧によって酸素濃度が薄くなることにより頭痛が起きていますので、深呼吸をして体に酸素を入れてあげましょう。 - 痛みが出ている部分を冷やす
低気圧による頭痛は、血管が拡張して神経を刺激して起きるものなので、痛みが出ている部分を保冷剤で冷やすと軽減します。 - 安静にする
気圧の変化によって自律神経が乱れているのが原因ですので、横になるのが一番良いです。
頭が痛すぎて何もできないですし、安静にしましょう。
吐き気があるほどの頭痛で仕事や日常生活に差支えがあるなら病院で相談しましょう。
頭痛だけで病院に行っても大丈夫ですよ。
検査してどこも異常がないなら安心してそれだけでも気持ちが軽くなり、症状も軽くなる場合があります。
凄くひどい頭痛のとき酸素吸入した人もいるので、病院によっては酸素吸入で頭痛を軽減させてくれるところもあるようです。
受診するなら、脳神経外科または頭痛外来で診てもらいましょう。
まとめ
気圧の変化の影響で起きる頭痛は台風が過ぎれば気分良くなり頭痛もすっきり治ります。
台風が過ぎ去るまでは無理せずゆっくりお休みして、体調と相談しながら動きましょう。
