お彼岸って、正直結婚するまであまり気にしたことなかったので何を用意するべきなのか、何か持って行った方がいいのか…どうしていいのか分からないですよね。
中には家に仏壇もなかったし、お墓参りに行く習慣もなかったという方もいらっしゃると思います。
お彼岸は嫁として何をしたらいいのでしょうか?
この記事では、お彼岸って何なのか意味や由来、義実家には何をしたらいいのかについて書いていますので参考にしてみて下さいね。
お彼岸ってなに?意味や由来
彼岸の語源は、インドの古典言語であるサンスクリット語の「パーラミター(波羅密多)」で、「彼方の岸に到る」という意味です。
「彼方の岸」というのは向こう側の岸という意味で「彼岸」のことです。
「彼岸」は迷いや欲が一切消え、とらわれのない完全な世界、つまりあの世(極楽浄土)のことです。
煩悩や迷いに満ちたこの世をこちら側の岸を此(こ)の岸「此岸(しがん)」と言います。
お彼岸は、春と秋の2回あります。
春分の日・秋分の日の前後3日を合わせた7日間を彼岸としています。
お彼岸の最初の日を「彼岸の入り」と呼び、春分の日・秋分の日を「彼岸の中日(ちゅうにち)」。最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。
なぜ年に2回お彼岸があるのかというと、春分の日と秋分の日は「昼夜平分(ちゅうやへいぶん)」といって、昼と夜の長さがほぼ等しくなる日なんです。
この日は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
真西には極楽浄土があるという仏教説から先祖の霊を供養する仏事が行われるようになりました。
お彼岸はいつからいつまで?
お彼岸は、春と秋の2回あります。
春分の日は3月20日頃。秋分の日は9月23日頃でその年により変動します。
2017年の秋のお彼岸は9月20日(水)が彼岸入り、23日(土・祝)は秋分の日(中日)、26日(火)は彼岸明けの一週間です。
お彼岸に義実家には何をするの?
お彼岸には先祖の霊を供養する日だと分かったけど、具体的にどのようなことをするのでしょうか。
お彼岸には、お墓参りや仏壇にお線香をあげます。
お墓参りに持って行くものは、お供え物のお菓子や果物など、お供え用のお花、お線香、ライター、数珠、ひしゃくや手桶です。
お墓の掃除をしなくてはいけないので、雑巾やスポンジ、ホウキ、バケツ、ごみ袋などです。
寺院や霊園にお墓がある場合は、ひしゃくと手桶は貸し出ししているところがほとんどだと思います。掃除道具も貸し出しているところがあります。
義両親が事前にお墓の掃除をしている場合もあるので確認したほうがいいですね。
掃除が終わったら花やお供え物をお供えし、線香を手向けて礼拝します。
終わったらお菓子などのお供え物は持ち帰りましょう。
お墓参りの後に義両親の家に行く場合は、仏壇にお供えするお菓子の詰め合わせなどを用意しましょう。金額の相場は2,000円~5,000円です。
お供え物を仏壇にお供えして、お線香を手向けて礼拝しましょう。
ご家庭によっては親戚が集まってみんなで食事会をすることもあります。
まとめ
旦那のご先祖さまとは血は繋がっていませんが、ご先祖さまを大切にする気持ちと感謝をする気持ちをもってお墓参りできると良いですね。