赤ちゃんは口の内側の筋肉が未発達なのでまだうまくよだれを飲み込めないために、お口からよだれが垂れてしまいます。
よだれをそのままにしているとよだれにより口のまわりの肌が荒れてしまい、よだれかぶれになります。
よだれかぶれは毎日のケアが大切です。
普段の生活の中でできる対処法を見ていきましょう。
赤ちゃん 口のまわりのよだれかぶれの原因
モチモチですべすべに見える乳幼児の肌はデリケートで傷つきやすいやすいものです。
小さいころからスキンケアすることは大事です。
あらゆる刺激から守られたママの体内は赤ちゃんの肌にとって快適な環境でしたが、産まれると肌は空気の乾燥など多くの刺激にさらされます。
乳幼児の肌はとても薄くて、新生児の皮膚は大人の半分しかありません。
また、皮脂分泌量も圧倒的に少ないんです。
ですから、乾燥しやすくていろんな物にかぶれやすいとか炎症も起こしやすいという特徴があります。
特に炎症を起こしやすいのが口まわりでよだれや離乳食など外からの刺激を受けやすい場所です。
口の周りの皮膚は大切です。口のまわりにはどうしても食べ物がつきます。
口の周りがただれていると、そこから食べ物の成分が入ってきてアレルギーを起こしやすくなります。
よだれによって赤ちゃんの口周り一帯が赤くなったりカサカサやブツブツができたりする症状がよだれかぶれです。
では、どのようにケアしてあげると良いのでしょうか?
赤ちゃんのよだれかぶれの対処法
赤ちゃんのよだれかぶれの対処法は、実は食事をする前からケアを行うのが効果的です。
食事の前に口の周りにワセリンなど保湿剤を塗っておくことが大切なんです。
ワセリンには皮膚の表面に保護膜を作る働きがあります。
角質層の水分の蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぎ外部の刺激から肌を守るという効果があるのです。
食後は水で濡らしたティッシュやベビーオイルで湿らせたコットンなどで、こすらずにやさしく押し拭きをするようにしましょう。ゴシゴシ拭くことは絶対にしないで下さいね。
押し拭きをしたあとは再度ワセリンなど保湿剤を塗って肌を保護してあげてください。
スキンケアのし過ぎは肌本来の機能を弱くするのでは?と思いますが、スキンケアによって肌が弱くなることはありません。赤ちゃんの肌は乾燥しやすくてバリア機能が弱いのでさまざまな刺激を受けやすいんです。
炎症を起こしてしまってから強い薬を塗るよりもあらかじめ保湿剤を塗って予防することの方が大切です。
また、乾燥肌を放置しておくと、外からの刺激が入りやすくなりかゆみに敏感になってきます。
乾燥肌の場合かゆみにとても敏感になり外からのわずかな刺激でもかゆみを感じてしまい「ひっかいてしまう→ひっかくと炎症が起こる→炎症が起こるとまたかゆくなる」という悪循環に陥ります。
よだれかぶれの時はこまめによだれを拭き取り薬を塗ることが大切です。
ぬるま湯で濡らしたタオルでこすらないように汚れを拭き取る。
拭き取ったあとは、汚れと一緒に皮脂も落ちているので保湿剤を塗ってください。
赤みが引かずかゆそうなときは薬が必要ですので皮膚科や小児科を受診してください。
うちの子供もよだれかぶれにがひどくなった時に皮膚科に受診すると、ステロイドが入った子供でも使える弱い薬を処方されました。荒れた肌を早く治してあげた方が元のキレイな肌に戻るということでした。
まとめ
乳幼児のスキンケアで大切なポイントは、こすらず丁寧に押し拭きすることと、拭いたあとはしっかり保湿をすることです。
これらのことを意識するように心がけてくださいね。